部分入れ歯について
不幸にも歯を失って、部分入れ歯にせざるおえない場合があります。
そういう時しょうがないと思いつつも、やはり入れ歯を入れるという現実に抵抗があると思います。
ブリッジで治療できるケースもありますが、ブリッジ治療できない場合もあります。
また部分入れ歯独特に付随して、問題点などもあります。
部分入れ歯の問題・欠点
1.見た目で入れ歯をしてる事を、他人に知られたくない。(恥かしさがある)
2.装着感に違和感を覚える。
3.入れ歯の周辺に汚れが溜まりやすい。
4.舌で触った感じの”舌感”が悪い。
5.食感が悪い、あるいは劣る。
6.食べ物が美味しく感じられない。
7.掃除・取り外し&管理が面倒。
8.紛失しやすい。
9.部分入れ歯を入れないといろいろ問題が起きてくる。
部分入れ歯の必要性
しかしいくら部分入れ歯をしたくないと思っても、せざるおえない場合もあります。
今はインプラント治療という選択肢もありますが、難点は治療費が高額になることです。
取り外ししないブリッジが本来は良いのでしょうが、力学的に設計上できないケースも有る訳です。
かと言って抜歯したまま放置しておくと歯が自然に動いて取り返しのつかない状態になることもあります。歯が移動したり、傾いたり、口が閉じなくなったり、顎の関節に異常をきたしたりいろいろなことが起きたりします。以前のブログでご紹介したことのあった記事も参照してみて下さい。
部分入れ歯の種類
主な種別に分けると以下のように分けられます。
1.保険の入れ歯でバネや金属を使った入れ歯
一般的な保険の義歯。バネが気になる方が多い。
2.金属床で製作した義歯
裏側の金属のプレートが薄く、冷温感も感じ取れ、構造的に一番しっかりしている。
3.ノンクラスプ義歯
部分入れ歯を入れてるのが、他人から分からないのが嬉しい義歯です。
ノンクラスプ義歯、両側性の症例画像追加 1
以前にも同じようなケースを述べたことがありましたが、画像が小さかったり文字数で述べたいこともなかなか制限があったので今回ブログの引っ越しを機にリニューアルしてみました。
せっかくなので画像も追加してみます。
上に載せてあるノンクラスプ義歯は、遊離端と言って歯列の端だけの義歯ですが、今回下顎の両側にまたがった義歯の画像を1ケース症例分追加してみます。
実はこのノンクラスプ義歯、材料の改良に伴い現在は3世代、4世代目へと進化してきています。
維持を求める腕鈎がクワガタの角みたいになってますよね。
あの腕鈎で入れ歯をしっかり掴み、維持を図っているんですね。
金属床には負けますが、それでも保険の義歯よりは厚みも薄くなっており装着感も宜しいようです。
まとめ
どうしても義歯を入れざるおえない時、こうした義歯を入れてるのが分からないような義歯も選択の1つではないかと思います。
見た目の恥ずかしさから部分入れ歯を外している人も多々いらっしゃるようです。
ただそうしたケースでは、知らず知らずの内に歯が移動して、後の治療に支障をきたしたり、また顎の関節がおかしくなったり、お口が閉じなくなったり、またお口の中のスペースがなくなり食事に困るといった症例もでています。
選択肢の1つとして、今回はリニューアルを兼ねて再度ご紹介させて頂きました。
ご自分の歯を大事にされて、年を重ねてもいつまでも楽しく美味しく食事が取れて生涯健康で過ごせることを願っています。
後記:まだこのソフトの使いこなしが上手くいかず、画像の入れ方など見辛い所もあるかと思いますがご笑読頂ければ幸いです。
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