歯を抜きっぱなしは何故まずい？（１）

親知らずを除いて、他の永久歯を抜きっぱなしにしてる人がたまにいらっしゃいます。

そこで今回は、抜きっぱなしは何故まずいかについて話をしてみたいと思います。

まずほとんどの方が、歯はそうそう動かないものだと思っていらっしゃると思います。

実際のところは、日々動いてると言っても過言ではないのです。

矯正治療は、力を加えて動きを加速させているに過ぎないのです。

まずは模型ではありますが、正常な咬み合わせを見てみて下さい。

横から見た咬み合わせのラインです。

上下の歯がスムーズに動けそうなラインが出来ています。

それに対して歯を抜きっぱなしにして時間が経過した模型をご覧にいれます。

下の抜けた歯のスペースに向かって両隣の歯が傾いて来ています。

上の歯はライン上から下に紫の矢印の分、下がってきているのが見てとれるかと思います。

時間の経過と共に黄緑の方向へますます下がって来る事が予想出来ます。

また下の一番奥の歯が傾いた事により、ブルーの矢印の所は上方向に上がっています。

ちょっと長くなりそうなので、続きは（２）に書きます。