JUGEMテーマ:健康
前回は、歯が抜けたまま時間の経過した状態の下の図の解説をしました。
さてこういう状態になると何がまずいのか今回は書いていきます。
1.上手く咬めなくなる。
抜けた所に上の歯が入り込んできてますので、咬み合わせもおかしくなり
上下の歯がスムーズに動けなくなります。
咬む力も機能もダウンする。
2.歯が倒れてくる。
抜けた両サイドの歯が、抜けた所へ倒れてきます。
従って傾斜した分磨きづらくなる部分(不潔域)が出てきます。
それに伴い歯周病や虫歯のリスクが高くなります。
3.口が閉じなくなる恐れもある。
ブルーの矢印で示したように歯が傾いた分通常より出っ張って
上に上がる部分も出てきます。
そうすると上の歯と当たって梃子の原理で前が空いてくる事もあります。
こうなると顎関節も調子がおかしくなり、果ては自律神経系にも影響し
肩こり、頭痛、胃腸の不具合、目の疲れ、鼻詰まり、生理痛、背中のこり、
手足の冷えなどが発現してきやすいです。
4.咬み合わせが低くなる場合も。
3とは逆に咬み合わせが、抜けた側が低くなる場合もあります。
そうするとどういう事が起きるかと言うと、そのサイドの
口角や目じり、はては肩や腰のラインまで下がって来る事もよくあります。
片方の咬み合わせが下がると下の顎がそちらに偏移していき
顔の見た目も歪んで顔の輪郭もおかしくなります。
5.発音がおかしくなる。
まず気が付くのは、息がもれるようになり発音が不明瞭になります。
仕事柄歌手の方や司会の方などTVなどで見てると、息の漏れ方でまず
すぐに変化に気がつきますし、だいたいどこ辺りの歯が抜けたのか
分かります。
また入れ歯にしてもどの部分が発音に悪影響を及ぼしているか分かります。
また入れ歯の咬み合わせが、高いか低いかも分かります。
だいたいの影響を(2)で書きました。
それでは次回(3)で治療方法について書きます。
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