浮いてこない下顎の義歯・・・・インプラントを用いた症例

JUGEMテーマ:健康

 

下顎の総入れ歯は、上の入れ歯と違い浮きやすいのが一般的です。

 

理由は絶えず舌が動き外すような働きをすること。

 

また 筋や筋肉までもが複数あり、同じように外す力となりえるからです。

 

ましてや上の入れ歯より面積が小さいため 吸着が得ずらいのです。

 

結構、悩まれている方も多いと思います。

 

 

 

 

よって、骨が減り吸収の度合いが強くなればなるほど、

 

浮かずに安定して咬める事は 総じて難しくなります。

 

(なかには骨の吸収が酷く、ほとんどフラットな骨の方もいらしゃいます。)

 

そいう方は 義歯がプカプカ浮きやすく 安定して咬む事も難しく、

 

細かい食べ物のかけらが義歯の中に入ったりすると痛みも出やすいです。

 

 

また 趣味やお仕事で食事だけの問題でなく、会話や歌などに支障をきたして

 

お困りの方もいらっしゃると思います。

 

 

 

今回 そういう問題を解決する1つの方法として インプラントを用いた方法を

 

ご紹介致します。

 

ほとんど顎の骨が無く、お仕事柄下の入れ歯が浮いてお困りの方でした。

 

まず、下の顎に合計5個のインプラントを顎に埋め込みました。(↓の画像)

 

インプラントを埋め込んだ状態

 

 

そして 通常通り義歯を作製し 義歯の内面に磁石を取り付けました。

 

(1本は自分の歯を利用して、合計6個の磁石を取り付けました)↓の画像

 

下顎の義歯

 

 

要は、インプラントと磁石を併用した義歯となっています。

 

磁石の土台として、歯の無い所にインプラントを埋め込み、

 

この磁石の力によって、義歯が浮き上がるのを防いでいます。

 

6個もの磁石の力は強大で 全く義歯は浮き上がりません。

 

 

上下の出来あがった義歯の正面画像です。↓の画像

 

上下の総義歯

 

 

装着した状態の画像です。↓の画像

 

上下総義歯装着口腔内

 

 

たまにMRIやCTで問題無いかと ご質問を受ける事がありますが、

 

生体側のインプラントの上にあるのは、金属の板で

 

磁石本体は義歯側にある為、ほとんど問題はありません。

 

 

 

 

今回骨の吸収が著しくどうしても安定した状態を保てない下顎の

 

インプラントを用いた方法を 御紹介させていただきました。

 

 

 

極めて有効な方法です。

 

下の義歯でお困りの方は、1つの方法としてご参考にされてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

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